LGBT

先生、相談の勇気支えて 山梨の18歳が訴え

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山梨県内で活動する学生団体「YOUTH」のツイッターを見る代表の望月はるきさん=甲府市で、2018年8月18日午後4時5分、加古ななみ撮影
山梨県内で活動する学生団体「YOUTH」のツイッターを見る代表の望月はるきさん=甲府市で、2018年8月18日午後4時5分、加古ななみ撮影

 LGBTの子どもたちの悩みに対応できる教職員が小中学校で育っていない--。静岡理工科大(静岡県袋井市)による「性的マイノリティー」に関する調査で現場が抱える問題が明らかになったが、望月はるきの名前で活動している山梨県在住の高校生(18)は「バイセクシュアル」であることを担任の女性教諭に打ち明け、同意がないまま周囲に広められた。「セクシュアリティーの悩みを打ち明けられる可能性があることを全ての先生に理解してほしい」と訴える。

 中学2年の頃、海外ドラマで「バイセクシュアル」という言葉を初めて知った。高校で同性の女性を好きになり、「自分は普通じゃない」という感覚に陥った。信頼していた担任の女性教諭に悩みを打ち明けたが後日、「主任や教頭に相談し、指示を仰いだ」と言われ、傷ついた。

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