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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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はや2くん質問箱

周回軌道に入るための減速は間に合うのですか?

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 Q 小惑星リュウグウの引力が想定より軽い場合、周回軌道に入るためには手前から減速していく必要があると思いますが、減速が間に合うのでしょうか? イオンエンジンの推力では、長時間の逆噴射必要だと思っています。また、リュウグウへ接近する途中で引力を測定する必要があると思いますが、引力は加速度センサーで計測するのでしょうか?(武部隆宏・35歳)

 

 A リュウグウの引力は非常に小さいので、リュウグウにかなり接近しないとその影響はありません。小惑星までの距離が約3100キロになるまでイオンエンジンを使いましたが、この時点ではリュウグウの引力の影響はありませんでした。

 その後、化学(燃料を使った)エンジンを少しずつ噴きながらリュウグウに徐々に接近していきました。リュウグウの引力の影響が見られたのは、到着の直前です。ここでいう到着とは、リュウグウまでの距離が20キロになるところで、その位置を「ホームポジション」と呼んでいます。リュウグウの引力は8月上旬に正確に測定しましたが、想定していた引力とほぼ同じと言ってよいです。これは探査機そのものの運動から推定します。加速度センサーは使いません。


 探査機「はやぶさ2」の旅や機体のこと、小惑星リュウグウの素顔、太陽系探査のこれからなど、なんでもQ&Aを紹介します。「!」や「?」がいっぱい見つかるはずです。このコーナーは、日本惑星協会の「『はやぶさ2』どんなことでも質問 ” 箱 ”」から許可を得て転載しています。質問がある場合は、同協会のウェブサイトから投稿してください。

【はやぶさ2】

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