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お盆期間中だった先月14日の夕方です。中年の男性が岐阜支局へ夕刊を買いに来られました。何か面白い記事がありましたか、と尋ねると、「連載小説が佳境に入っているでしょ。新聞を職場でとっているのだけれど、今は帰省中で読めないので、買いに来ました」とのことでした。
石田衣良さんによる「炎のなかへ--アンディ・タケシの東京大空襲」ですね。私も好きでした。戦中に青春を送る男女の日常で始まり、一転、米軍の残虐な空襲による破壊を詳細に描きました。焼夷(しょうい)弾の直撃で人が亡くなったことに衝撃を受けました。
男性の訪問で、ある記憶がよみがえりました。
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