研究の現場から

土砂災害の斜面状況を確認 平成30年7月豪雨愛媛大災害調査団・森伸一郎准教授 /四国

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 西日本豪雨による愛媛県内の犠牲者27人(災害関連死を除く)のうち、判明しているだけでも17人が土砂災害により命を奪われた。愛媛大は災害調査団を結成。メンバーの森伸一郎准教授は土砂災害の現場を回り、斜面状況の確認や住民たちへの聞き取りをしてきた。

 宇和島市吉田町地区では土砂災害により9~81歳の11人が死亡。湾沿いの山々には、茶色い斜面がむきだしになった土砂崩れ跡が多数みられる。迫り来る速度や被害のすさまじさから住民は「山津波」と言っていたという。

 同地区は日本有数のミカン産地で、山の斜面で栽培される。崩れた部分は一見、斜面表層部がすべり落ちたように見えるが、森准教授は「人が亡くなった現場は、すべり面がより深部で発生する『深層崩壊』が起きている」と指摘する。

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