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社説

日本勢活躍のアジア大会 東京五輪へ弾みをつけた

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 ジャカルタで開かれていた第18回アジア大会が閉幕した。

 日本は中国に次ぐ205個のメダルを獲得した。うち金メダルは75個で、過去最多だった1966年バンコク大会の78個に迫った。

 この半世紀の間には中国の台頭があり、アジアの競技レベルも上がった。歴代2位の金メダル数は大健闘といえる。

 2020年東京五輪に向けた強化費は年間約100億円に上る。日本代表の練習環境の整備や医科学面のサポートといった、国を挙げての取り組みも成果をもたらした。

 混合種目を除き、女子は35個の金メダルを獲得し、男子の34個を上回った。前回の韓国・仁川大会は男子33個に対し、女子13個だったから、伸長には目を見張るものがある。

 中でも、競泳の池江璃花子選手は日本史上最多の6冠に輝き、大会で初めて女子で最優秀選手に選ばれた。伸び盛りの18歳である。東京五輪での活躍に今から期待が高まる。

 課題が表れた競技もある。レスリング女子は主力級を派遣しながら金メダル「ゼロ」に終わった。02年に正式競技に採用されて以降、五輪を通じても金ゼロは初めてだ。

 強化本部長だった栄和人氏によるパワーハラスメントが明らかになって迎えた大きな国際大会だった。結果は、競技団体の強化がいかに栄氏頼みだったかを浮き彫りにした。

 高温多湿の気候は、五輪の暑さ対策として格好の予行演習となった。

 男子マラソンの井上大仁(ひろと)選手は保冷剤も使って体の冷却に努めた。男子50キロ競歩の勝木隼人選手はユニホームに穴を開け、熱がこもらないようにした。そういった独自の工夫を金メダルにつなげた。

 日本選手団の不祥事は残念だ。バスケットボール男子の4選手が買春行為に及んだことが発覚した。日本代表の自覚を欠いている。日本オリンピック委員会や各競技団体は今一度、選手教育を徹底してほしい。

 アジア大会も五輪同様、経費高騰により開催地難となっている。今大会も、財源不足を理由にベトナムが辞退し、急きょ変更になった。

 次々回の26年は愛知県と名古屋市が共催する。コストが膨張した東京五輪を参考に、850億円と見込む経費の抑制に努めるべきだ。

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