「情報科」教員、4割近くが保健体育、音楽の免許で
専門性の低い教員が教えている現状が浮き彫りに
高校の必修教科「情報科」を担当する免許外教科担任(免外)の4割近くが保健体育、音楽など関連の薄い教科の免許状しか持っていないことが、大学教授らが役員を務める社団法人「情報処理学会」(東京都)の調査で明らかになった。免外は所有する免許状とは異なる教科を教える教員。情報科は政府が重視する人工知能(AI)を活用できる理数系人材育成の基礎となる教科だが、専門性の低い教員が教えている現状が浮き彫りになった。
情報科を教える免外が所有している免許状は、情報処理の分野がある商業が最も多く282件。情報の基礎と…
この記事は有料記事です。
残り811文字(全文1084文字)