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暴力、パワハラ続出のスポーツ界 「服従の構図」どう変える? どんな人間を育てたいのか?教育の視点が欠落

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山口香さん=根岸基弘撮影
山口香さん=根岸基弘撮影

 体操、アメリカンフットボール、レスリング、ボクシング……。暴力やパワハラなどの不祥事が絶えないスポーツ界で浮かび上がっているのは、権力を盾に選手を黙らせる「服従の構図」だ。このような体質を変革するには、どうしたらよいのか。【鈴木梢】

山口香さん、世代交代しかない/為末大さん、メダルより健全化

 日本柔道初の世界女王となった「女三四郎」の表情は曇っていた。現在は筑波大教授で「高度競技マネジメント」の講義を担当する山口香さん。8月29日、研究室を訪ねた。「いくらコーチに熱意があっても、暴力は許されるものではありません。今のスポーツ界のスタンダードでは、だれが通報しようと、利害関係者がどう感じていようと、殴るという行為はアウトです」

 この日、体操女子の宮川紗江選手が記者会見している。自身のコーチが指導中に行った暴力で重い処分を受けたことに抗議し、コーチを擁護。暴力を受けたことは認めつつ、パワハラとの認識は否定した。そして新たに、日本体操協会幹部からパワハラがあったと告発する内容だった。

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