アジア専門の出版社、めこん(東京都文京区)が今年創立40年を迎える。社名にあるように東南アジアを流れる大河メコン流域を中心に、人文・社会科学から小説、旅の本、語学書まで幅広い分野の本を刊行してきた。その数約300点。書店で東南アジア関連書籍に触れる機会が減っているなか、代表の桑原晨(しん)さん(74)は「いつの間にか40年。同世代の出版社が次々店を閉めているなかで、よく続いてきたと思う」と振り返る。
創立は1978年12月。青年海外協力隊の日本語教師として2年間ラオスで活動した桑原さんが、帰国後、現所在地近くの本郷に会社を構えた。「出版社を起こすことに強い覚悟もなかったんですよ。当時はとにかくアジアの本がなかった。その隙間(すきま)で本を出していけると思ったんです」
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