ドリアン助川さん

小説「あん」執筆への葛藤 奈良で講演 /奈良

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映画「あん」はカンヌ国際映画祭でも上映され、ドリアン助川さんはその時の様子なども話した=奈良市で、中津成美撮影
映画「あん」はカンヌ国際映画祭でも上映され、ドリアン助川さんはその時の様子なども話した=奈良市で、中津成美撮影

 2015年に河瀬直美さんの監督で映画化された、元ハンセン病患者を題材にした小説「あん」の作者、ドリアン助川さん(56)の講演会が8月22日、奈良市内であった。構想から約10年がかりで小説が完成するまでの苦労や葛藤、元患者らが置かれた状況について話した。

 ドリアンさんは、らい予防法廃止(1996年)などを機に、「どんな環境でも生まれたことに意味がある。ハンセン病を背景に書きたい」と強く思うように。しかし、患者の手記を読んでも、その悲惨さなどから何度も諦めかけた。ある日、ハンセン病療養所の入所者と知り合い、当事者から話を聞くことができ、構想から約10年かけて小…

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