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国民民主代表に玉木氏 「多弱」脱皮の戦略固めよ

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 国民民主党の代表にきのう、玉木雄一郎氏が選出された。

 5月の結党以来、暫定的に続いてきた玉木氏と大塚耕平氏とによる共同代表制は、今回で解消されることになる。しかし、これで同党が今後、長く続く政党になると考える有権者はどれだけいるだろうか。

 玉木氏と津村啓介氏との間で選挙戦が行われたのは、党の認知度を高める狙いがあったはずだが、その目的も果たされたとは言い難い。

 代表選の最中の今月1、2日に実施した毎日新聞の世論調査によると、国民民主の支持率は依然としてわずか1%。同党だけではない。野党第1党の立憲民主の支持率も9%で下降傾向にあり、自民党(33%)との差はさらに大きくなっている。

 安倍晋三内閣の支持率は30%台が続き、決して高くないにもかかわらず、野党が政権批判の受け皿となれない状況は変わっていない。

 そんな中、代表選で注目されたのは国会対応をはじめ、国民民主の路線が固まるかどうかだった。

 右でも左でもない「真ん中」を目指すという玉木氏の基本姿勢は理解できる。

 ところが玉木氏は当初、立憲民主との違いを出すため「対決より解決」とアピールしながら、党内から「安倍政権と戦わないと受け取られる」などの批判が出ると、たちまち「対決も解決もする」と修正した。

 これでは分かりづらい。

 安倍首相は今度の自民党総裁選で3選されれば、秋の臨時国会で憲法改正案の提出を目指す考えを表明している。さっそく与野党の激しい議論となる可能性がある。

 それだけ重要な国会を控えながら、路線はぐらつき、党内も相変わらず一致しないようでは代表選の意味も薄らいでしまう。

 来夏の参院選も当然、課題となる。野党が「多弱」状況から抜け出すには、共産党も含めた野党間の候補者調整や選挙協力が必要だ。

 こうした選挙戦略に関しても国民民主内で方針が固まったように見えない。早急に詰めるべきだろう。

 立憲民主も他野党に譲歩する姿勢が要る。昨秋の旧民進党分裂時のしこりがまだ残っているのだろうか。野党という小さなコップの中で敵視し合っている場合ではない。

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