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訃報

鶴沢寛治さん89歳=文楽三味線の人間国宝

鶴沢寛治さん=2012年2月、手塚耕一郎撮影

 品良く艶のある音色で人形浄瑠璃の世界を支えた文楽三味線の人間国宝、鶴沢寛治(つるざわ・かんじ、本名・白井康夫=しらい・やすお)さんが5日、死去した。89歳だった。

     京都生まれ。豪快な三味線で知られた父の三代目鶴沢寛治郎(後の六代目寛治、人間国宝)に入門。1943年に寛子(かんこ)の名で初舞台を踏んだ。44年に寛弘(かんこう)と改名、56年に八代目竹沢団六を襲名。94年に三味線格(三味線弾きの最高格)となり、97年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。2001年に七代目寛治を襲名した。

     教えを受けた父は、明治時代に文楽座と並んで隆盛した彦六座に一時在籍したため、彦六系の芸の流れを継承する貴重な存在としても活躍。情景や心理の表現を大切にし、「絵本太功記」などの時代物や「壺坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき)」などの世話物、舞踊の要素の強い景事(けいごと)のいずれもこなした。01年に文楽三味線で初舞台を踏んだ孫の鶴沢寛太郎さんと共に、演奏会なども開催。若手の育成にも力を尽くした。

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