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台風21号

2500トンタンカー流され関空連絡橋に衝突

関西国際空港の連絡橋に衝突したタンカー=2018年9月4日、本社ヘリから幾島健太郎撮影

 日本列島に4日上陸した台風21号の暴風による建物などへの被害が相次いだ。4日午後1時半ごろ、大阪湾でタンカー「宝運丸」(長さ89メートル、2591トン)が強風に流されて関西国際空港と陸地を結ぶ連絡橋に衝突し、橋の一部が破損した。乗組員11人(20~50代)にけがはなく、全員がボートやヘリコプターで救出された。関西空港海上保安航空基地によると、衝突したのは関空から約20メートル南側。タンカーはエンジンが止まり、自力航行できないという。

 また、大阪海上保安監部によると、大阪湾に係留していた30隻以上の台船やコンテナ十数個が海に流失した。

 午後2時ごろには大阪市住之江区の大阪府咲洲庁舎近くの駐車場で、十数台が吹き飛ばされて窓ガラスが割れたり、ドアが外れたりした。近くの道路でも複数の車が横転。軽自動車2台が吹き飛ばされるのを見たタクシー運転手の男性(59)は「車が高く跳ね上がり10メートル近く飛ばされていた。映画を見ているような信じられない光景だった」と話した。

 JR京都駅ビル(京都市下京区)の中央改札口前では午後2時25分ごろ、天井ガラス4枚が割れて落下。ガラス片が縦横約30メートルにわたって散乱し、通行していた男女3人が頭や指を切るなど軽傷を負った。京都府警下京署によると、天井ガラスに何かが直撃したとみられるという。

 大阪府岸和田市の府泉南府民センタービルでは午後1時25分ごろ、4階建て本館の北西側で工事の足場やフェンスの一部が駐車場などに崩落。大阪市西区では午後2時ごろ、解体工事中の10階建てビルを覆う足場が崩れ、一部は道路を挟んだビルに倒れかかった。別のビルにいた男性会社員(37)は「『ガシャーン』と何かが崩れるような大きな音が聞こえた」と話した。同市西成区では建て替え工事中の6階建てスーパーの足場が崩れ、東大阪市営今米斎場では工事中の煙突(高さ約16メートル)が半分に折れた。

 大阪府阪南市の南海本線尾崎駅では午後1時10分ごろ、駅舎2階から出火し、2階部分約200平方メートルが焼けた。周辺では強風による停電が相次ぎ、府警泉南署は配電盤がショートした可能性もあるとみて調べている。

 また同府によると、南部を中心に午後4時半時点で災害拠点など約25病院が停電。各病院は自家発電で対応し、大きな混乱はないという。【道下寛子、大東祐紀、宮川佐知子、柴山雄太】

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