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台風21号による高潮と暴風は、訪日客の「西の玄関口」である関西国際空港の浸水被害と「孤島化」を引き起こし、海上空港特有のもろさを改めて浮き彫りにした。記録的な潮位と強風がもたらした災害だったとはいえ、備えは十分だったのか。完全復旧までに時間を要すれば、観光や物流への打撃は避けられない。【山田毅、花牟礼紀仁】
「護岸を越えて、ここまで浸水するとは想定していなかった」。関空は台風から一夜明けた5日も広い範囲で浸水したままで、運営会社・関西エアポートの職員は「想定外」を繰り返した。
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