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若松孝二とその時代

2012年10月17日に若松孝二監督が突然の事故で逝ってから5年半余りがたった。「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「キャタピラー」「水のないプール」「天使の恍惚(こうこつ)」「赤軍-PFLP・世界戦争宣言」「犯された白衣」など、日本映画史に残る傑作、問題作を数多く残した鬼才の死を惜しむ声は今も少なくない。「映画を武器に世界と闘う」「日本映画界をブチ壊す」--。半世紀にわたって、体制への怒りと反抗心をむき出しにした若松監督がこの国にもの申し、時代を撃ち続けた力の源泉とは何だったのか。ゆかりの深かった関係者へのインタビューなどから、にんげん・若松孝二の原点と魅力に迫る。

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若松孝二とその時代

(8)女優の寺島しのぶさんインタビュー

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2010年8月14日の「キャタピラー」公開初日の寺島しのぶさんと若松孝二監督。寺島さんは若松監督と共に映画のキャンペーンのため全国各地を回った=鈴木隆撮影
2010年8月14日の「キャタピラー」公開初日の寺島しのぶさんと若松孝二監督。寺島さんは若松監督と共に映画のキャンペーンのため全国各地を回った=鈴木隆撮影

 連載企画「若松孝二とその時代」第8回は日本を代表する女優、寺島しのぶさんのインタビューをお届けする。若松孝二監督の代表作の一つ「キャタピラー」(2010年)に主演し、独ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞。その後も仏カンヌ国際映画祭・ある視点部門に出品された「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(12年)では三島の妻役を、若松監督の遺作となった伊ベネチア国際映画祭・オリゾンティ部門に出品された「千年の愉楽」(13年)では主演の助産師役を演じた。まさに晩年の若松作品のミューズといえる寺島さん。「若松さんの作品なら、どんな役でも出演したかった」と、亡き監督への思いを熱く語ってくれた。【鈴木隆】

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