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論点

忙しすぎる勤務医

片岡仁美氏

 大学医学部入試で、男子の合格率が女子を上回る大学が7割を占めたことが、文部科学省の調査で分かった。得点を調整していた東京医科大は、激務に対応できる男性医師を確保しようとしたとされる。勤務医の多忙さは、相次ぐ過労死や労働基準監督署の立ち入り調査からも明らかだ。医師の働き方はどのように見直すべきか。

 岡山大病院は11年前に、女性医師の復職支援を始めた。出産と育児に伴う女性医師の離職が全国的に問題になり始め、その頃、卒業生に実施した調査でも、女性医師の半数近くに離職経験があった。離職しても9割以上が臨床現場に戻っているが、復帰に数年以上かかる場合もあった。同じ職場に戻れたのは3割で、非常勤に変わるケースも多かった。

 医師は当直があり、いつ呼び出されるか分からない。先輩からは「自分の時間をいかに差し出せるかが医者の価値だ」と言われてきた。多くの女性医師が「産休明けの当直などができない状況で戻れば、ただでさえ長時間労働で疲弊している職場に迷惑がかかる」と病院を去っていった。

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