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金言

欧州総局長、外信部長などを歴任した小倉孝保論説委員のコラム。

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欧州の混乱の背景=西川恵

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 ドイツのメルケル首相が中東・アフリカからの難民の大量受け入れを決めて4日で3年。これは今日につながる欧州連合(EU)の混迷の大きな節目となった。欧州各国で反移民・一国主義を掲げる政党が勢いを増し、政権に就いたり信任を得たりする一方、独首相の政権基盤弱体化の大きな原因になったからだ。

 加盟28カ国を抱えるEUの混迷の要因をざっくり描くと、西欧と東欧の対立だ。開放体制維持・難民受け入れを基本的に是とする西欧に対して、東欧は一国主義・難民受け入れに反対する。さらに親欧州VS欧州懐疑派、民主主義重視VS民主主義への一定の制限、対露制裁解除反対VS解除賛成と、対立は多岐にわたる。

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