松尾芭蕉

女流俳人宛ての書簡発見

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新たに発見された弟子の女流俳人・智月にあてた書簡=兵庫県伊丹市の柿衞文庫で2018年9月6日、近藤諭撮影
新たに発見された弟子の女流俳人・智月にあてた書簡=兵庫県伊丹市の柿衞文庫で2018年9月6日、近藤諭撮影

 俳諧に関する資料を収集、展示する「柿衞(かきもり)文庫」(兵庫県伊丹市)は6日、松尾芭蕉(1644~94年)が弟子の女流俳人・河合智月(ちげつ)に宛てた自筆の書簡を新たに発見したと発表した。芭蕉の自筆書簡は200通以上見つかっているが、女性宛ては9通目、智月宛てでは6通目という。書簡の筆跡鑑定をした俳文学研究家の堀信夫・神戸大名誉教授(近世文学)は「芭蕉の近況や周辺の状況がたくさん書かれていて、芭蕉の日常生活が垣間見える貴重な資料だ」と話している。

 見つかった書簡は2枚。京都市の個人所蔵者から情報提供があった。いずれも縦15.1センチで、横は1枚目が35.7センチ、2枚目は36.6センチ。元禄6(1693)年6月22日、大津に住む智月からの手紙の返事として江戸に滞在していた芭蕉が書いた。「持病散々、心むつかしく」などと、暑さで持病の腹痛や痔(じ)が悪化して不快だという近況を報告し、結びで「めでたくかしく」と女性が手紙の最後に使う言葉を用い、…

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