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北海道震度7

北電「停電復旧に1週間以上」

停電が続き稼働していない信号機=和歌山市西浜で2018年9月6日午後3時25分、砂押健太撮影

 地震の影響で、稼働していた北海道内すべての火力発電所が緊急停止し、一部の発電所で火災や破損が発生した。道内全域の295万戸が停電状態になり、広範囲で携帯電話がつながりにくくなったり、信号機が止まったりするなど市民生活にも影響が広がった。北海道電力(北電)の真弓明彦社長は6日の記者会見で「全道の復旧には1週間以上かかる」などと述べ、北電は計画停電も検討している。経済産業省によると、7日午前0時現在、約66万戸が復旧した。

 北電によると、道内唯一の原発、泊原発は運転停止中で、震源に近く全道の電力需要(ピーク時380万キロワット)の約半分をまかなう苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所(厚真町、発電能力165万キロワット)が地震の揺れで緊急停止し、4号機はタービンから出火した。1、2号機も水蒸気が漏れ、施設が損傷したとみられ、復旧に時間がかかる見通し。道内の電力需給のバランスが大きく崩れ、別の道内3カ所の火力発電所も停止した。全ての発電所が停止する「ブラックアウト」は1951年の北電創業以来初めて。

 安倍晋三首相は6日夕の関係閣僚会議で、295万戸の停電解消に向け、7日朝までに3分の1にあたる100万世帯超への供給再開を目指すと説明した。ただ全面復旧には時間がかかるため、全国の電力会社から電源車計150台を確保し、うち35台は6日夜までに北海道に到着するとの見通しを示した。

 一方、携帯電話各社によると、電波基地局への送電が止まったり、光ファイバーなどの伝送路が故障したりしたため、携帯電話がつながりにくい状態が続いている。非常用電源で対応している基地局もあるが、停電が長引いた場合はつながりにくい状況が続く可能性があり、KDDIなどは移動基地局車を配備する方針。携帯各社は安否情報を文字で登録、確認できる「災害用伝言板」のサービスを始めた。

 NTT東日本によると、固定電話約3万4000回線で不通になったが、予備電力を使うなどして6日夕にはほぼ復旧させたという。【安達恒太郎、野原寛史、飯田憲】

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