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エンタメノート

インド舞踊は魅惑の万華鏡 ダンサー丸橋広実さん8日に公演

公演「おしゃべりなインド舞踊~ケララに夢中」のポスター

 「ケララ」という名をご存じだろうか。先月、洪水で大きな被害を受けたインド南部の州がケララ州だ。「被害が大きくて心配しています」という丸橋広実さんは、ケララ州の州立芸術学校で古典舞踊「モヒニアッタム」を学び、20年余にわたりインドと日本を往復して踊りを究め、広めてきたダンサーで講師。8日、東京・高円寺で自身と教え子による舞踊公演を開く。

 丸橋さんはケララ州立カラマンダラム芸術学校で大御所のカラマンダラム・リーラーマーさんに師事して、古典舞踊のモヒニアッタムを学んだ。日本の文化庁の芸術家在外研修員にも選ばれ、インド映画やテレビ出演など幅広い活動をしてきた。

 今回は、亡くなった師匠、リーラーマーさんを追悼し、思い出をつづった本「おしゃべりなインド舞踊~ケララに夢中」を記念する公演。

 「師匠の思いを伝え、残したかった。今はこんなに国際的な時代なのに、まだまだインドのイメージは、遠い、おもしろい、変な人たちといった、認識が多い。実際には七転八倒しながら、芸を究める生身の人間がいる。そして、IT国家としての発展が進んでいて、本当の現実が日本には伝わっていない気がする。インド料理にしても、いろんな、そして庶民的な食べ物があるのに、カレーでひとくくりにされてしまう」と、懸け橋になってきた経験から、日本でのインドの見られ方や現状に疑問を持つ。

 「インドの芸能の歴史は長い。20年以上勉強しているが、まだまだ追いつかない。けれども、インドでやっと人間性が取り戻せる、インドで救われる人もいる、インドでいろんなことを学ぶこともできたし、インドにはすてきな人もいっぱいいることを伝えたい」と語る。

 出版記念公演「おしゃべりなインド舞踊~ケララに夢中」は8日午後6時半、座・高円寺2(JR中央線高円寺駅下車)。詳しくは丸橋さんのホームページ。【油井雅和】

油井雅和

東京生まれ。早大卒。東京、大阪で、大衆芸能、笑芸、放送などを取材し、芸術選奨選考審査員、文化庁芸術祭審査委員などを務めた。沖縄好きで学生時代から通い、泡盛は糖質ゼロなので大好き。

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