【ヨハネスブルク小泉大士】南スーダンの軍事裁判所は6日、首都ジュバで地元記者を殺害し、援助団体の外国人女性5人を暴行した罪に問われた政府軍兵士10人に有罪判決を言い渡した。ロイター通信が伝えた。

 2016年7月、政府軍と反政府勢力の戦闘が発生した際、兵士50人以上がホテルに侵入、略奪や暴行を繰り返した。地元記者を射殺した兵士2人は終身刑、援助団体の女性を暴行するなどした兵士8人に禁錮7~14年の判決。罪に問われたのは下級兵士だけで、人権団体は指揮官らの責任追及を求めている。

 現場のホテルから約1キロの距離にあった国連平和維持活動(PKO)部隊の司令部が、援助関係者の救出要請に応じず、国際社会から批判を浴びた。

 内戦下の南スーダンでは、政府軍兵士による住民の殺害や暴行が多数報告されているが、事実上、野放し状態になっている。