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ストーリー

脳性まひあるバイオリニスト(その1) 「孤独の戦士」の誓い

 ギターの短調のアルペジオに乗って、バイオリンが泣くように歌い出す。「これがあの時の……」。客席にいた私の脳裏に、9日前の岩手県陸前高田市の風景がよみがえった。

 8月17日、相模原市。東日本大震災のチャリティーコンサートでバイオリニストの式町水晶(しきまちみずき)さん(21)は、直前に完成したばかりの新曲を奏でた。

 4月に大手音楽会社からポップスCDを出してデビューした式町さんには、中等度の脳性まひの障害(上半身…

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