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時代の風

安倍政権の政策を再検証する 正当化できない無責任=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員

藻谷浩介氏=手塚耕一郎撮影

 各種世論調査によれば、安倍晋三内閣の最近の支持率は4~5割。一方、不支持率は4割程度と評価は二分されている。折しも自民党総裁選が近づいてきた。この際与党内で、政権のこれまでの政策の当否を、冷静、客観かつ個別に評価・検証してほしいところだ。

 しかるに自民党議員の大部分は、早々に首相支持の方向で群れてしまった。それどころか党内には、冷静に議論すること自体を組織への敵対行為とみなすような風潮まであるらしい。これではまるで取締役会の機能していない一部大企業のようだ。大統領選に先立つ予備選挙で徹底した政策議論が行われる米国に比べても、我が国の民主主義の脆弱(ぜいじゃく)性を見る思いである。

 仕方ないので今回の当欄でも、感情論を排しつつ過去との重複を辞さずに、安倍政権のいくつかの政策の当否…

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