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雑誌のハシゴ

追悼 さくらももこさん=荻原魚雷

 ■哀悼 さくらももこさん 愛と死を見つめた10年闘病(女性セブン 9月13日号)

     ■「まる子に鼻がない」 さくらももこが小誌に明かしていたアニメ化秘話(週刊文春 9月6日号)

     ■さようなら、さくらももこさん ありがとう、ちびまる子ちゃん(FRIDAY 9月14日号)


     8月15日、漫画家のさくらももこさんが亡くなりました。享年53。

     さくらさんの訃報が流れた後、「もものかんづめ」(集英社文庫)がアマゾンのベストセラーの1位に。わたしはさくらさんのエッセーでは「ひとりずもう」(小学館文庫)が好きですね。漫画家デビュー前の話や、上京してひとり暮らしをはじめたころの話を読むと「自分も頑張ろう」と励まされます。

     『女性セブン』によると、さくらさんは、出身地である静岡県の短大在学中の1984年にデビュー。86年に上京し、「『りぼん』で『ちびまる子ちゃん』の連載が始まった」そうだ。ほとんどプライベートを明かさない作家で「息子さんにも、小学生になるまで、自分がさくらももこだということは内緒にしていたそうです」(スポーツ紙記者)とも。闘病生活に入ったころから「郷里・静岡への思い」を強くし、地元の自治体にさまざまなオリジナルのイラストを提供していたらしい。

     『週刊文春』は、同誌の92年12月17日号でさくらさんが語った「ちびまる子ちゃん」のアニメ化秘話を紹介している。鼻がなくて横を向けないまる子のアニメ化は難しいといわれていた。「初めてアニメの絵を見たときは本当に感動して泣きました。『ああ、すごい、すごい』と」。当時、さくらさんは漫画やエッセーだけでなく、アニメの脚本も担当していたとも。

     『FRIDAY』は、さくらさんが89年6月に講談社漫画賞(少女部門)を受賞したときの写真を掲載している。キャプションには「高校時代からその文才を『現代の清少納言』と評されるほどだった」とある。漫画家のちばてつやさんは「さくらさんの作品には『力み』がないんです。すごいものを作ろうとか描こうっていうんじゃなくて、自分の日記を書いているような感じ」と語る。

     それにしても、高校時代のさくらさんを「現代の清少納言」と評した作文の模試の採点者は慧眼(けいがん)の持ち主だったとおもいます。この言葉が“エッセーのような漫画”を描くきっかけにもなりました。(ライター)

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