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全米テニス

大坂、軽口も愛され 海外メディア注目度上昇

決勝進出を決め、笑顔を見せる大坂=AP

 【ニューヨーク浅妻博之】テニスの4大大会、全米オープンのシングルスで、日本女子初の決勝進出を果たした大坂なおみ(20)=日清食品=は、コート上での気迫あふれるプレーぶりと勝利後のおどけたインタビューの落差が話題を呼び、海外メディアなどの注目度は急上昇した。

セリーナに「アイ・ラブ・ユー」 会場爆笑

 6日(日本時間7日)の準決勝後、コート上で行われた勝利インタビュー。大坂は8日(同9日)の決勝の相手に決まったセリーナ・ウィリアムズ(36)へのメッセージを求められると、照れくさそうに答えた。「アイ・ラブ・ユー」。いくら憧れの存在とはいえ、優勝を懸けた相手に送るメッセージとは思えない。インタビュアーが噴き出すと、両手で顔を押さえ恥ずかしそうな仕草を見せた。対戦したい理由を聞かれても、「だって彼女がセリーナだから」。数分前まで緊迫した雰囲気だった会場は、笑いの渦に包まれた。

 ハイチ出身の父親と日本人の母親を持ち、3歳から米国に移住した大坂は、日本語は片言。勝敗を分けたポイントを問われると、「一番大切は……我慢」。答えに窮し、英語での回答に切り替わることは日常茶飯事だ。

 ただ、そんなユーモアあふれる個性は海外メディアの関心を集めた。外国人記者から男子シングルス4強の錦織圭(28)=日清食品=の印象を聞かれると、「これ言ったら困っちゃうかもしれないけど、彼は大きな子供みたい。ゲーム好きという面ではとても似ていると思う」と話し、「日本の報道(記者)が多いのは感謝しているけど、それはケイのため」と屈託のない笑顔を振りまいた。

 一方の錦織は大坂について、「大人っぽく見えるけど実は子供っぽい。20歳というのを忘れさせるぐらい見た目はしっかりしているけど、まだ若いんだと衝撃だった」。決勝を前に、錦織からは「いつも信じられないテニスをしているのを見て本当にうれしい」とメッセージを送られた大坂。今後も自由奔放なキャラクターでテニス界を盛り上げそうだ。

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