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アートの扉

中ハシ克シゲ 「お出掛け犬」 触覚で楽しむ彫刻

中ハシ克シゲ「お出掛け犬」 高さ45センチ、油粘土を樹脂でコーティング 隣は中ハシさん=福永一夫さん撮影

 もこっとした形がなんとも愛らしい。彫刻家、中ハシ克シゲさんがそっと手をやるのは、愛犬・サンをモデルに自身が粘土で制作した彫刻だ。実はこれ、作る際にアイマスクを着用し、触覚だけを頼りに完成させている。

 兵庫県立美術館の小企画「美術の中のかたち-手で見る造形」のために手がけた新作だ。今年で29回目の名物企画は、主に彫刻を触りながら鑑賞できる内容で、館蔵品のほか、多くの美術家らが関わり工夫を凝らした新作にも触れる機会が提供されてきた。

 中ハシさんは美術館から要請を受け、「彫刻家の一人として何ができるかを熟考した」と話す。大半の彫刻作…

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