10日に論戦が本格化した自民党総裁選で、相次ぐ自然災害を受けて防災も論点に浮上した。安倍晋三首相(63)は防災のための国土強靱(きょうじん)化に取り組むと強調。石破茂元幹事長(61)は政府の司令塔となる「防災省」創設を訴えた。国民に災害対策への関心が高まる中、両陣営は政権担当者として危機管理能力をアピールしようと躍起だ。【高橋恵子、野間口陽】
首相は10日に党本部で行われた所見発表演説の冒頭で、北海道の地震の際の大規模停電も踏まえ、電力や交…
この記事は有料記事です。
残り1570文字(全文1793文字)