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平和をたずねて

軍国写影 反復された戦争/81 一強の緩み、原首相暗殺=広岩近広

 原敬首相は「平民宰相」として、1918(大正7)年に組閣した。与党・政友会の絶対多数を背景にして権力の座を固めると、「力の政治家」と呼ばれるようになる。20年5月の総選挙でも、政友会は圧勝した。このとき東京朝日新聞は、厳しく批判している。

 <原首相は恰(あたか)も第四十二議会の形勢逐日険悪に赴くものあるや、尼港(にこう)危険の情報を一切秘密に付し、党勢拡張の為(た)め議会を解散し、総選挙に日夜没頭し、救援の方法を等閑に付せる結果、遂に同胞一千人を虐殺せしむるに至れるは、甚(はなは)だ長恨に堪(た)へざる処(ところ)なり>(6月18日)

 総選挙後の7月、第43回議会が開かれると、原内閣は「力の政治」により軍拡予算を成立させる。

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