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日本人起源

ゲノム歴史学で解明へ 離島など500人解析

 日本列島に住む人類の起源を、ゲノム(遺伝情報)解析や言語学などの共同研究で解明を目指す新たなプロジェクトを、情報・システム研究機構などの8団体合同の研究チームが始める。考古学など文理融合による「ゲノム歴史学」という新手法で取り組む異例のプロジェクト。日本人がどこから来たのかという謎に迫れるかが期待される。

     日本列島には約4万年前に初めて人類(旧石器人)が渡来して以降、ユーラシア大陸などから縄文人や弥生人などが移り住んだとされるが、詳しい時代や起源はわかっていない。また、本州に住む人や北海道のアイヌ民族、南西諸島の人など、地域でDNA型に違いがあることがわかっている。チームでは、日本全体に住む人類を意味する「ヤポネシア人」(ヤポネシアは日本列島の意味)と名付け、ルーツを包括的に調べる。

     具体的には、全国で離島や半島など特に土着性の高い約50地域の計約500人のゲノムを詳しく解析。旧石器人などの人骨や、人とともに渡ったとされるハツカネズミやイネなど動植物のゲノムも調べ、大陸との関係性をみる。また各地域の方言もデータベース化し、言語が分かれた時期や共通性を調べる。

     5カ年にわたるプロジェクトには人間文化研究機構や国立歴史民俗博物館、北海道大などが参加し、研究費は約2億円。記者会見した研究チームの斎藤成也・国立遺伝学研究所教授は「精度が上がったゲノム解析を活用し、ヤポネシア人や日本語の起源について、確実性の高い仮説を提唱したい」と述べた。【酒造唯】

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