【カイロ篠田航一、ワシントン高本耕太】内戦が続くシリアで反体制派の最後の拠点である北西部イドリブ県と周辺地域に対し、アサド政権側の空爆が強まっている。政権には、化学兵器の使用疑惑が度々浮上していることから、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は10日、「化学兵器を使えば、従来以上に強力に対処する」と、大規模な軍事対抗措置に出る可能性を示唆して、警告した。
在英民間組織・シリア人権観測所やロイター通信によると、9月に入り、10日までに少なくとも民間人24人が死亡し、約3万人が避難民となった。政権側が、クギなどを詰めた殺傷力の強い「たる爆弾」を数十回にわたり投下したとの情報もある。隣接するハマ県にも攻撃が及んでいる模様だ。イドリブ県の住民は10日、毎日新聞の取材に「砲撃音がこの数日間ずっと続いている。停電が始まり、食糧や医薬品が不足している」と話した…
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