台風21号

関西経済に打撃 関空使えず、代替も限界

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人通りが少なく、普段のにぎわいが失われた大阪・ミナミの道頓堀=大阪市中央区で2018年9月6日、岡奈津希撮影
人通りが少なく、普段のにぎわいが失われた大阪・ミナミの道頓堀=大阪市中央区で2018年9月6日、岡奈津希撮影

 台風21号が日本列島を通過してから11日で1週間。浸水した関西国際空港が機能不全に陥っている状況は、企業物流や訪日外国人(インバウンド)に支えられた観光に大きな打撃を与えている。関空の全面復旧までに時間がかかれば、関西経済に深刻な影響を与えかねない。【岡奈津希、小坂剛志、加藤美穂子、釣田祐喜】

 「電子部品は迅速に届けることが不可欠。関空の早期復旧を期待したい」。ロームは関西などの拠点で生産した電子部品の半製品を空輸し、中国などで加工して製品化している。関空が浸水してからは、生産拠点から離れた成田空港などからの代替輸出を余儀なくされている。

 大阪税関によると、2017年の関空経由の輸出額は近畿2府4県全体の34%、輸入額は27%。輸出では電子部品、輸入では医薬品の取り扱いが多い。関空経由の輸出入がほぼできなくなり、電子部品メーカーなどは軒並み関空以外の空港利用を迫られている。村田製作所はスマートフォン用コンデンサーの輸出を関空から成田に、パナソニックや京セラも電子部品の輸出を関空から成田や中部国際空港に切り替えた。

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