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号外はやぶさ2、地球に帰還 豪砂漠でカプセル回収
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鷺悦太郎さん=東日本大震災の被災地で写実を追求する画家

仮設住宅で暮らしながら活動を続ける画家の鷺悦太郎さん=岩手県陸前高田市で2018年8月31日、喜屋武真之介撮影

鷺悦太郎(さぎ・えつたろう)さん(60)

 岩手県陸前高田市にあるアトリエは仮設のプレハブ。西日が当たると、うだるように暑い。深夜に筆を握り、足のしびれに気づかなくなるほど打ち込む。良いことも悪いことも、描いている間はすべて忘れる。

 高校3年の時、具象絵画の登竜門「日洋展」に入選。表情の描き方や周りの配色が「一筋縄でいかない」人物画に魅了され、40年以上、写実絵画を追求してきた。日展に初応募で入選するなど順調だったところ、2011年3月の東日本大震災に遭遇。自宅とアトリエは津波で被災し、数百枚の作品も流失した。

 「生きてきた証しが一瞬で無くなり、宙に浮いた感じだった」。仮設住宅での暮らしの中で「次にいつ描けるか分からない」との危機感から、荒涼とした被災地を描き続けた。「被災した人はどんな絵を描くのか」という周囲の視線は、画家としての使命感に変わった。

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