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医療基本法

望む声 患者の権利法をつくる会常任世話人・鈴木利広弁護士、日本医師会常任理事・平川俊夫医師に聞く

 患者側と医療者、それぞれの立場から医療基本法の制定を求めている識者2人に、考えを聞いた。

等しく患者の人権守るため 患者の権利法をつくる会常任世話人・鈴木利広弁護士

 そもそも、医療制度の目的を規定した法律が日本にないのがおかしい。医療制度とは特定の誰かの健康を守るのではなく、等しく患者の人権を守るためにある。具体的には、最善かつ安全な医療を受ける権利、インフォームドコンセントによる自己決定権、差別を受けない権利などだ。

 医療には公共性も求められる。その担保として、政策決定への患者・国民参加権とステークホルダー(利害関係者)の責務を、法に明記する必要がある。全体が一つの理念に基づいた医療制度になれば、おのずと全ての法規が見直されることになる。患者の人権が根本にある以上、権利侵害があった場合の被害回復と救済の制度充実も必要だ。

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