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大阪府警発砲

「早く捕まえて」住宅街に銃声と怒鳴り声

警察官が発砲した現場周辺を調べる捜査員ら=大阪市生野区で2018年9月12日午前8時41分、望月亮一撮影(画像の一部を加工しています)

 「撃つぞ!」。未明の住宅街に、乾いた発砲音や怒鳴り声が響いた。12日未明、大阪市生野区の路上でパトカーに体当たりした不審車両2台に、警察官2人が計7発発砲した。1台の車を運転していた男は今も逃走中だ。現場近くには小学校もあり、通学路には一時、規制線も張られた。「早く捕まえて」。住民らは不安を募らせている。

 「警察官が『止まれ』と叫んだ後、拳銃を車に向け、パーンという銃声が聞こえた」。現場近くの男性(76)は自宅3階からその様子を目撃していた。発砲の直前、袋小路で黒い車がバックを繰り返し、ぶつかった弾みでパトカーが1階のシャッターに激突した。シャッターはゆがみ、室内には割れたガラスが散乱していた。

 自宅2階のベランダから見ていた別の男性(71)によると、警察官が黒い車に2発発砲した後、男が謝りながら降りてきた。男は当初は抵抗せずに申し訳なさそうなそぶりだったが、逃走を図ったという。数十人の警察官が追いかけ、近くの駐車場で馬乗りになって男を押さえつけた。

 警察官は、もう1台のシルバーの車にも計5発を発砲したが、運転していた若い男は隙(すき)を見て逃走した。目撃していた男性は「袋小路の南側にある2メートルくらいの柵を乗り越えた」と証言した。

 現場は町工場や住宅が密集する地域で、近くのクリーニング店の女性(51)は「静かな地域なのに恐ろしい」と声を震わせた。

 現場の約100メートル北にある市立田島小学校(198人)では普段から集団登校しているが、事件を受けて通学路に立つ教職員を増やした。下校時も教職員らが付き添うという。

 自宅前で児童の登下校を見守っている男性(80)は「時間帯が登校と重なっていたらと考えると、ぞっとする。逃げたもう1人の男を早く捕まえてほしい」と話した。【土田暁彦、竹田迅岐】

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