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樋田容疑者

逃走1カ月 消えた足取り 知人頼り潜伏か

ひったくり現場周辺の防犯カメラに映った樋田淳也容疑者とみられる男。これ以降、容疑者の足取りは途絶えている=大阪市生野区で8月14日午後11時20分ごろ
大阪府警が新たに公開した樋田淳也容疑者の横顔

8月14日の防犯カメラ映像が最後

 大阪府警富田林署から樋田淳也容疑者(30)が逃走した事件は、12日で発生から1カ月を迎えた。府警は3000人態勢で行方を追っているが、逃走から51時間後に容疑者と酷似した男が防犯カメラに映ったのを最後に足取りは途絶えたままだ。この間、知人に助けを求める置き手紙を残していたことも明らかになり、府警は樋田容疑者が誰かにかくまわれている可能性もあるとみて、交友関係を中心に捜査している。

 樋田容疑者は強制性交等などの容疑で計4回逮捕され、8月12日夜、署の面会室で弁護士と接見後に逃走。加重逃走の疑いで全国に指名手配されている。

 知人への置き手紙は逃走2日後の同14日午後11時半ごろ、兵庫県尼崎市のJR立花駅近くの自転車置き場で見つかった。樋田容疑者の知人男性が、自らの自転車の変速機に挟まっているのに気付いた。男性は樋田容疑者と数年前に知り合い、食事をしたり、自宅に泊めたりする仲だった。

 男性によると、手紙には「もし良かったら携帯番号を書いて自転車に仕込んでほしい」などと書かれ、男性と連絡を取ろうとする内容。「敵には絶対に見せないで」「見たらすぐ処分して」などと警察への警戒心もみせていた。男性は応じずに手紙を捨てた。その後、容疑者から連絡はないという。捜査員から樋田容疑者の所在を聞かれていた男性は、8月下旬に手紙の内容を府警に伝えた。

 立花駅近くでは14日午前1時ごろ、容疑者とみられる男が原付きバイクに乗る姿が防犯カメラに映っていた。その約1時間半後、大阪市浪速区のJR芦原橋駅周辺をバイクで通過。午後11時20分ごろ、同市生野区のひったくり現場周辺の防犯カメラにも映っていた。これを最後に足取りは分かっていない。

 樋田容疑者は今年5月に逮捕される直前、他人名義の携帯電話を使っていたとされる。足取りが途絶えて以降は手掛かりがないことから、府警は別の知人らを頼って潜伏している可能性があるとみている。

 ただ、樋田容疑者は逃走直後にバイクを盗んでひったくりを繰り返したとされ、獲得資金を元手に空き家に潜んでいる疑いもある。「警戒が強い大阪を既に出たのではないか」とみる捜査員もいる。

 一方、府警は11日、JR大阪駅などに樋田容疑者の等身大ポスターを掲示。繁華街のホテルなどを一斉に訪問した。また、逮捕につながる有力情報の提供者に対し、府警OBの有志が上限200万円の懸賞金を支払う取り組みも始める。情報提供はフリーダイヤル(0120・224・110)へ。【村田拓也、伊藤遥、三上健太郎】

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