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SUNDAY LIBRARY

著者インタビュー 齋藤陽道 『声めぐり』

「おはよう」という挨拶がふつうに分かる特別さに震えた

◆『声めぐり』齋藤陽道・著(晶文社/税別1850円)

 写真家の齋藤陽道さんは、聴覚に障害がある。本書は聞こえない「声」とどのように付き合ってきたかを綴(つづ)るエッセーだ。子どもの頃は、補聴器をつけ、発音訓練をさせられるのがとても嫌だったという。

「いつの間にか、相手と話をするよりも、自分の発音の良しあしばかりを気にして、無難で伝わりやすい“らしい”ことばを使うようになっていました。実感がこもらないことばなので、相手に届くものではなく、自分に残るものでもなかった。その当時のぼくにとって、ことばは使い捨てるものでした」

 しかし、石神井(しゃくじい)ろう学校高等部で手話を学ぶようになって、生きた「ことば」と出会う。

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