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電動航空機、次世代へ注目 騒音も温室ガスも少なく

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 ジェット機などより低騒音で、温室効果ガスの排出も少ない次世代の飛行機として、電気モーターを動力源とする「電動航空機」が注目を集めている。国内でも、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や大学、航空・電機メーカーなどが協力し開発に乗り出した。【斎藤有香】

 ●産官学連携図る

 「2040年代には150人乗りの旅客機を電動化したい」。今年7月、航空機の電動化を目指し、産官学が連携を図る「ECLAIR(エクレア)コンソーシアム」の発足説明会で、事務局の西沢啓・JAXA次世代航空イノベーションハブマネジャーは、今後の目標についてこう明かした。

 電動航空機は、化石燃料を燃焼させるエンジンの代わりに電気モーターでプロペラを回して飛ぶ。電気は航空燃料より安価で、エンジンを使う飛行機より部品が少なく構造が簡素なため整備が楽になる。西沢さんは「運航コストは40%ほど下がる。稼働音も小さく、振動が少ないので乗り心地もよくなる」と話す。

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