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四国電力

銀座千疋屋と新会社設立へ イチゴを生産

イチゴ生産会社設立を発表し、銀座千疋屋の斎藤充社長(右)と握手を交わす佐伯勇人・四国電力社長=高松市の四電本店で2018年9月7日午後0時2分、植松晃一撮影

 四国電力(高松市)は、高級フルーツ店として知られる銀座千疋屋(東京都)などとイチゴを生産する新会社「あぐりぼん」を10月に設立すると発表した。青果物の流通を担う企業のほか、イチゴ栽培農家も出資するといい、農業分野の生産者や流通業者、小売業者と大手電力会社が共同で事業にあたる取り組みについて四電は「日本初では」と話している。【植松晃一】

     高松市内の四電本店で7日、佐伯勇人社長や斎藤充・銀座千疋屋社長が記者会見して明らかにした。

     佐伯社長らによると、新会社は10月1日に香川県三木町で設立する。資本金は5000万円。四電が70%、銀座千疋屋が20%、青果卸売業の「テンフィールド」(東京都)が10%弱を出資する。四電は取締役に就く2人を派遣し、うち1人が社長を務める。銀座千疋屋やテンフィールドも各1人を取締役として派遣する。

     新会社は町内で借りる農地約86アールに栽培ハウスを設け、イチゴの品種「女峰(にょほう)」の栽培を始め、来年12月の初出荷を予定している。栽培面積を徐々に広げ、5年後には年間出荷量約30トン、年商6000万円を目標としている。イチゴは銀座千疋屋の店頭に並べたり、ケーキや菓子材料として活用したりするほか、農協などを通じた販路も検討する。

     新会社には、町内で「女峰」を育てている農家も参加。日光が当たって色付きが良くなる高設養液栽培といった技術を指導するほか、四国内で就農を考える人を研修生として受け入れる方針だ。

     「女峰」はかつて「とちおとめ」と市場を二分した品種。甘さを重視する消費者の好みもあり生産量は減ったものの、酸味とのバランスから人気は健在で、県内の栽培地の25%を占めているという。

     斎藤社長は「イチゴは糖度が高ければ売れる時代だが、ケーキをはじめとした加工品には適度な酸味も必要。現在は欲しい時期に女峰が無いということもあるが、優先的に確保できると考えてプロジェクトに加わった」と語った。

     四電の佐伯社長は農業分野で少子高齢化が進み、四国でも耕作放棄地も増えている現状を指摘。「農協も含め、いろいろな指導を受けて四国の農業活性化につながればいい」と話している。

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