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ゲノム編集

同時に三つの遺伝子改変に成功 広島大チーム

 生物の遺伝子を改変するゲノム編集技術を改良し、同時に三つの遺伝子を改変することに成功したと、山本卓・広島大大学院教授(ゲノム生物学)らの研究チームが英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。改変の効率も高められたという。

     がんなどの病気は複数の遺伝子が変異して発症するケースがあり、マウスなどを用いて複数の遺伝子を同時に改変できれば、病態の細胞を効率よく再現できる。新技術は病気のメカニズム解明や新薬開発に役立つ可能性がある。

     ゲノム編集は、人工酵素で細胞内の遺伝子の狙った場所を切断し、遺伝子が自然に修復される過程で新たな遺伝子や遺伝子の一部が偶然入り込むことを狙う。ただ、従来の技術では複数の遺伝子の同時改変は難しかった。

     チームは、修復途中で別の遺伝子を入り込みやすくさせるように人工酵素を改良。ヒトの腎臓やハムスターの卵巣などの細胞を使って実験したところ、人工酵素で切断された場所に遺伝子などが入り込みやすくなり、同時に3カ所の遺伝子配列を改変できた。

     チームの佐久間哲史・同大学院講師は「複数の遺伝子配列のゲノム編集は時間も手間もかかる。効率化することで、多くの実験に役立てられる」と話した。【荒木涼子】

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