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/11 寺で講演、在宅ホスピス医 「こんな最期」想像して /東京

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内藤いづみ医師の講演は笑いと涙に包まれていた=新潟市の妙光寺で
内藤いづみ医師の講演は笑いと涙に包まれていた=新潟市の妙光寺で

 新潟市の妙光寺で8月末に行われた「送り盆」のトークイベントで、在宅ホスピス医の内藤いづみさん(62)が甲府市から呼ばれて講演した。演題は「いのちを学び、未来を選ぶ」。生きている人と死者が出会う寺という場所で「みとり」の話を聞くのは、なかなか味わい深かった。

 この寺は1989年、日本で最初にできた合葬式共同墓「安穏廟(あんのんびょう)」の寺として知られる。血縁ではなく「寺友」をつくって墓に入ろう、という運動を、前住職の小川英爾さん(65)が始めた。「平成の葬送大変動」の発端となる出来事だったけれど、実は、檀家(だんか)制度の危機を見越しての、お寺のあり方の模索でもあった。

 ただ、古くからの檀信徒と、首都圏在住の新しい会員たちの融和をどうするか。そのことに心をくだいた小川さんの一つの結論が、毎年夏の「フェスティバル安穏」。今は送り盆の催事と名前が変わったが、著名人のトークイベントなどを新旧の寺の縁者が総出で盛り上げてきた。安穏廟ができて30回目。節目の年は「いのち」を考えたいと、在宅ホスピスの先駆者、内藤先生が呼ばれたのだった。

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