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気象情報会社「ウェザーニューズ」は、ゲリラ豪雨などの急な大雨について、従来の16倍の解像度で予測する新技術を開発した。250メートル四方の降水分布を、3時間後まで把握できる。同社のスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じてサービスを提供している。
ゲリラ豪雨は、猛烈な雨が短時間で、局地的に降る現象。大気の状態が不安定になり、突発的に発生した積乱雲が引き起こす。
同社は、2008年の都賀川(神戸市)での増水・死亡事故を契機とし、事前予測・事故防止のためにゲリラ豪雨の観測を開始。気象庁のアメダス(全国約1300カ所)に加え、独自に設置した観測機(約1万3000カ所)のデータを活用している。
これまでは、1キロ四方の降水分布を30分後までしか予測できなかったが、今年2月に人工知能(AI)技術を活用した新手法を開発。3時間後でも250メートル四方の降水分布を表示できるようになった。1時間後までは5分間隔、2~3時間後までは10分間隔で急な雨雲発生を捉えられる。
精度を高めるために、同社のアプリユーザーの有志でつくる「ゲリラ雷雨防衛隊」(全国約10万人)による「雨雲報告」も参考にしている。担当者は「突発的な雨や激しい雷雨の被害を少しでも抑えたい」と話している。【最上和喜】
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