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鳥取

鳥獣被害が3割減 ドングリ豊作 ジビエ利用も増

イノシシをオリで捕獲する猟師=鳥取市鹿野町の山中で、鳥取県鳥獣対策センター提供

 鳥取県は2017年度の野生鳥獣による農作物被害が前年度比3割減の約6332万円だったと発表した。餌となる山のドングリが豊作で、イノシシや熊による人里での稲や果実への被害が少なかったことが要因だと分析している。

     県鳥獣対策センターによると、イノシシが約5102万円(前年度比26%減)で被害額の大半を占め、鹿約302万円(同27%増)▽カラス約172万円(同34%減)▽熊約125万円(同82%減)▽ヌートリア約67万円(同45%減)--と、鹿以外は大きく減少した。

     捕獲された頭数はイノシシ5583頭(前年1万1970頭)、鹿は6707頭(同7274頭)でそれぞれ減少した。そのうち食用の「ジビエ」やペットフードに利用されたのは計3036頭で過去最多だった。

     捕獲頭数に対する解体処理数の割合を示す利用率も24.7%(前年15.3%)で過去最も高くなった。県は県産ジビエの認知度が高まり、需要の拡大が利用率増につながったと成果を強調する。

     一方、これまで鹿による被害は東部に集中していたが、近年は中部にも広がりつつあるなど生態系の変化がみられるという。

     同センターは「(鳥獣の侵入)防止柵整備や猟師育成などを通して、被害抑制や生態系の安定に努めていきたい」としている。【園部仁史】

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