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岐阜

野生イノシシから「豚コレラ」陽性反応 精密検査へ

 岐阜市の養豚場で国内では26年ぶりとなる豚(とん)コレラウイルスが検出された問題で、岐阜県は14日、岐阜市内で野生イノシシの死骸が見つかり、簡易検査で豚コレラウイルスの陽性反応が出たと発表した。県は農林水産省に遺伝子解析による精密検査を依頼した。

 県によると13日、養豚場から7~8キロ離れた道路脇水路で、住民から「イノシシが1頭死んでいる」と市に通報があった。体長約1メートルの雌で、死期は不明。市から連絡を受けた県は、県中央家畜保健衛生所で簡易検査を実施し、14日早朝に陽性反応が出た。

 県は現場周辺の消毒を終え、死骸を14日中に焼却する。死骸の発見場所から半径10キロ圏内を調査対象区域に追加し、県内全42市町村や猟友会に対し、死んだり、捕獲したりした野生イノシシについての情報提供を依頼した。古田肇知事はこの日午前に開いた対策会議で、「新たな展開になった。さらに緊張感を持って対応してほしい」と述べた。

 野生イノシシの行動範囲は周囲2~3キロだが、広がることもあるという。県内での生息数は2万数千頭と推計されている。今回ウイルスの陽性反応が出たイノシシの感染経路や養豚場の豚コレラとの関連などについて、農水省の拡大豚コレラ疫学調査チームが調査を進めていく。【岡正勝】

豚コレラ感染を巡る経過

8月24日 岐阜県が岐阜市の養豚場で衰弱した豚の血液検査を行い、熱中症と判断

9月 3日 岐阜市の獣医師が死んだ豚の病性鑑定を県に依頼

   7日 死んだ豚の血液から豚コレラウイルスの陽性反応。養豚場の豚の死は約80頭に達する

   9日 農林水産省の精密検査で豚コレラ感染が確認され、県が発表。県は養豚場の飼育豚の殺処分を始め、農水省は国内産豚肉の輸出を停止

  11日 豚コレラに感染した疑いで死んだ豚と殺処分した豚の計約690頭の埋却処分と防疫措置が完了

  14日 養豚場から7~8キロ離れた岐阜市内の水路で13日に見つかった野生イノシシの死骸から、豚コレラウイルスの陽性反応

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