メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大阪市立大

「糖尿病予備軍」でも糖尿病性腎症のリスク

 糖尿病とは診断されないが、肥満やわずかな糖代謝異常のある「糖尿病予備軍」の人も糖尿病性腎症を発症する恐れがあると、大阪市立大の津田昌宏講師(腎臓内科学)らが14日、米糖尿病学会誌に発表した。糖尿病性腎症は進行すると治癒しにくい。早期発見と治療が重要で、津田講師は「糖尿病になる前から腎症をチェックできる制度が必要だ」と指摘している。

 日本糖尿病学会の基準では、糖尿病は空腹時の血糖値などに基づいて診断される。糖尿病性腎症は糖尿病の合併症の一つで、進行すると人工透析や腎移植などが必要になる。

 チームは、日本臓器移植ネットワークに腎臓のドナー登録をしている人で、糖尿病と診断されていない男女54人の検査データを分析した。このうち肥満とわずかな糖代謝異常が認められた11人は、尿中のたんぱく質「アルブミン」の値が他の43人より約2倍高い傾向がみられたという。

 この数値が高いと、腎臓が血液を過剰にろ過して尿として排出し、腎臓に負担がかかっていることを意味する。しかし、尿中のアルブミン検査は、糖尿病と診断されていない場合は医療保険の適用外になっている。

 津田講師は「肥満の人は糖尿病になる前段階でも腎症を発症しやすいことが分かった。早期発見のため、アルブミン検査の保険適用対象を拡大すべきだ」と話している。【松本光樹】

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 北海道震度7 主要活断層帯を刺激する恐れも
  2. 北海道震度6強 震源37キロ 異例の深さ
  3. 北海道震度7 海外観光客「怖かった」
  4. 元モーニング娘。 吉澤ひとみ容疑者 飲酒ひき逃げで逮捕 赤信号無視 2人ケガ(スポニチ)
  5. 訃報 バート・レイノルズさん82歳=米俳優

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです