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自民総裁選

“首相優位” 陣営「笛吹けど踊らず」漂う

 安倍晋三首相陣営の街頭演説初日はちょっとしたハプニングから始まった。13日午前、東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅前。同区を地盤とする自民党の下村博文元文部科学相(細田派)に歩み寄った一人の支持者が「今ごろなんだ。首相は逃げているんじゃないか」と厳しい言葉を投げかけた。

 驚いた下村氏は演説で釈明した。「首相はロシアに行っている最中だ。決して私たちは逃げているわけではない。総裁選も大切だが、国際会議も大切だ」

 午後、帰国した首相は首相官邸に直行。記者団から総裁選への意気込みを問われると、足を止めずに「これから全力を尽くして、全力で訴えていきたい」と「全力」を2回繰り返した。

 首相の帰国に合わせるように首相陣営もあわただしさを増す。下村氏は細田派の会合で「党員には厳しい反応もある」と電話作戦の徹底を指示した。

 ただ、首相が優位に立っているという報道各社の情勢分析が相次ぎ、「笛吹けど踊らず」の雰囲気も漂う。

 今回の総裁選で投票権のある405人の自民党国会議員のうち、当選3回以下の衆院議員と当選1回の参院議員は計183人。ほとんどは2012年衆院選以降の初当選組で、総裁選を経験したことがなく、「分からないことだらけ」という声も漏れる。

 首相陣営の若手議員は7日の告示前、先輩議員から「投票では最後の『三』の字をエア(ふり)でもいいから書け。誰が見ているか分からない」とアドバイスされた。もちろん石破茂元幹事長に投票してもかまわないという意味ではない。腕の動きで投票先が分かるという警告だ。

 13日の岸田派の会合では望月義夫事務総長が「うちは総裁選の対応がしっかりとできている」と貢献をアピールした。しかし、同派の若手議員はあっけらかんと語った。「電話作戦も地元回りもやるのは全部秘書。議員はみんな暇だよ」

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