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最上川

河川敷「公募伐採」募集開始 全国先駆け官民連携

チェーンソーで木材を切る公募伐採の応募者=国土交通省山形河川国道事務所提供

樹木を燃料に 利用者にも利点

 最上川上流を管理する国土交通省山形河川国道事務所(山形市)は、河川敷に生い茂る樹木の伐採を企業や個人に依頼する「公募伐採」を行っている。河川を管理する国や県にとっては河川の安全管理と伐採コスト削減につながり、利用者にとっては薪(まき)ストーブの燃料などが無償で入手でき、人気が高まっている。8月下旬に公募を開始し、来年6月28日まで募る。【松尾知典】

     河川敷の樹木は増水時に川の流れを阻害する恐れがある。河川区域を対象とした公募伐採について、県は2005年度、国交省山形河川国道事務所は15年度から導入した。樹木はニセアカシヤやヤナギなどの雑木が中心で、燃料に適している。同事務所には16年度、全国一の面積となる公募伐採の応募があった。17年度も約34万平方メートルで全国トップ。米代川(秋田など)の12万8000平方メートル、庄内川(愛知など)の11万3500平方メートルを大きく引き離し、全体の約32%を占めた。

     県は今年3月、国交省と協力し、樹木管理に民間企業を巻き込んでビジネスモデルの構築を目指す事業「最上川官民連携プラットフォーム」を全国に先駆けて始めた。今年度は最上川上流(長井市、飯豊町)で伐採を実施する民間企業を選定し、今後は取り組みを県内全域に広げていく方針だ。県河川課の担当者は「将来的にはダムの流木材の利活用についても民間企業と協議したい」と話す。

     県内では、木質バイオマス発電など、先進的な木材の利活用をしてきた経緯がある。国交省河川環境課の担当者は「山形の取り組みが金太郎飴のように全国に広がるかは不明だが、山形で議論されたことは全国に知らせていきたい」と話している。

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