リーマン不況「金融パニックが主因」
会員限定有料記事 毎日新聞
【サンフランシスコ清水憲司】バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)元議長は13日、低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題に端を発した景気悪化が世界的な大不況に発展したのは、2008年の米投資銀行リーマン・ブラザーズ破綻後に高まった金融パニックが主要な原因だったとする論文を発表した。バーナンキ氏は当時のFRB議長。事実上のゼロ金利政策や量的緩和など前例のない大規模金融緩和の実施を迫られた。
論文では(1)住宅バブル崩壊を受けた家計消費の減退(2)金融パニックで資金供給が凍り付く信用収縮の…
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