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北海道地震

宿泊客50万人解約 影響額100億円

五稜郭タワーの展望台エレベーター前。いつもは幾重にも列ができるがガラガラ=北海道函館市五稜郭町で2018年9月14日午後、山田泰雄撮影

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 北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震で、道内の観光業への影響が広がっている。日本旅館協会北海道支部連合会の浜野浩二会長は、宿泊客のキャンセルは少なくとも50万人に上り、影響額は100億円に達するとの見通しを示した。

 道内のホテルや旅館で作る同連合会に加盟する約200施設と、北海道ホテル旅館生活衛生同業組合に加盟する約800施設を対象にした調査から推計したという。しかし推計には、都市部の大型ホテルや大手チェーンのビジネスホテルなど、2団体に非加盟の施設分は含まれていない。地震の影響は、さらに拡大するとみられる。

 道によると道内を訪れた昨年度の観光客は5610万人で、うち外国人観光客は279万人。浜野会長は「観光振興が実り、外国人観光客500万人を狙えたが、潮目を変えてしまいかねない。秋はかき入れ時。安全を発信していきたい」と述べた。

 日本旅行札幌支店によると、海外旅行客を対象にした9月の北海道旅行商品の3割強がキャンセルとなる見込み。広報担当者は「震源地周辺だけでなく、道全体でキャンセルが出ている」と話した。

 一方、道は地震による影響まとめを14日に発表する予定だったが、来週以降に見送った。同日開いた道と観光団体による会議で、発表による風評被害の広がりを懸念する声が上がったためとみられる。道観光局によると、影響がまとまっていない団体もあるといい、全容の把握には時間がかかる見通し。【山下智恵】

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