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尼崎脱線

慰霊施設「祈りの杜」が完成 JR西が整備

完成した「祈りの杜」の慰霊碑に献花する遺族=兵庫県尼崎市で2018年9月14日午後1時6分、小松雄介撮影

 兵庫県尼崎市で2005年、乗客106人と運転士が死亡し、562人が負傷したJR福知山線脱線事故で、JR西日本は列車が衝突したマンションの周辺整備を終え、遺族らに14日公開した。関係者は慰霊碑に献花し、犠牲者の冥福を祈った。同社は来年以降、事故があった4月25日の追悼慰霊式をここで営むことを検討している。

     同社は、整備した慰霊施設全体の名称を「祈りの杜(もり) 福知山線列車事故現場」(約7500平方メートル)と名付け、事故の痕跡を保存して後世に伝え、安全を誓い続ける場と位置付ける。マンションや周辺の土地を購入し、遺族らへアンケートを繰り返して15年に整備計画をまとめ、16年に着工。9階建てのマンション(高さ約27メートル)は一部を解体し、階段状にして4階部分(同約13メートル)まで保存した。風雨による劣化を防ぐため屋根と壁を新たに設置した。

     マンションの東側には広場が設けられ、白い御影(みかげ)石の慰霊碑(高さ約4メートル)を建設。犠牲者の氏名や哀悼の意を刻んだ石碑が並ぶほか、遺族が犠牲者に宛てた手紙などを展示した「追悼の空間」も設けた。

     14日は同社の来島達夫社長も訪れ、慰霊碑の前で「尊い人命をお預かりする企業としての責任を果たしていなかったことを深く反省し、このような事故を二度と発生させないよう心に刻み続ける」などと誓い、献花した。20日までは遺族や負傷者らに限って公開され、21日から一般公開(午前8時~午後8時)される。

     同社によると、事故後に自ら命を絶った2人の各遺族と、どのように名前を刻むかなど交渉が続いているという。また、事故を起こした車両(7両編成)の公開方法も決まっていない。【山下貴史】

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