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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

10河川からごみ9割 海洋汚染、新興国で排出 陸上の管理不適切 独研究所推計

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主要10河川とその流出プラごみ量
主要10河川とその流出プラごみ量

 世界的に問題となっているプラスチックごみによる海洋汚染で、川から海に流れ込むプラごみの9割程度が、アジアとアフリカの計10河川を汚染源にしているとの研究結果を、ドイツの研究チームが明らかにした。新興・途上国を流れる「大河」が海に大きな負荷をかけていることになる。その一つ、メコン川(中国-インドシナ半島)の河口付近で、増え続けるプラごみが環境を汚す実態を目の当たりにした。

 独ヘルムホルツ環境研究センター(ライプチヒ)の研究チームは、米科学誌「エンバイロメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジー」に昨年10月発表した論文で、川を経由して世界の海に流れ込むプラごみの88~95%の汚染源を10河川と推計した。陸上の不適切な廃棄物管理が原因で、約20億人が住む流域の新興国・途上国での早急な対策が求められる。

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