北海道地震

苫東厚真発電機、耐震は最低の震度5相当

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地震で被害の出た苫東厚真発電所=北海道厚真町で2018年9月12日、本社機「希望」から梅村直承撮影 拡大
地震で被害の出た苫東厚真発電所=北海道厚真町で2018年9月12日、本社機「希望」から梅村直承撮影

 地震による損傷で北海道全域の停電を引き起こした苫東厚真(とまとうあつま)発電所(厚真町)の発電機が耐震基準上、最低の震度5相当だったことが判明した。北海道電力によると、地盤の軟弱さや地形などで耐震基準を引き上げる仕組みで、震度7を記録した2011年の東日本大震災後、社内で耐震基準の見直しを議論したが、「変更は不要」と結論付けていた。

 耐震基準は00年、日本電気協会が全国の火力発電所を対象に定めた「耐震設計規程」に基づき、震度5以上と決められている。

 苫東厚真は3基ある発電機のうち、02年運転開始の4号機が対象で、震度5で大きく損壊しない程度の設計だった。基準設定前に建設された1号機(1980年)と2号機(85年)は、メーカー自主基準で同じ震度5に対応していた。

 北電は「耐震基準は満たしている」(真弓明彦社長)と問題はなかったとしている。【野原寛史】

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